通関士試験に独学で合格する可能性とコツ

独学でも合格可能な通関士

通関士の試験を独学のみで通過することは可能でしょうか。通関士の試験はマークシート式で3科目それぞれが60%以上の正解率であれば合格です。書店にも通関士試験のための参考書やテキストが売られています。専門的な知識も覚えなくてはなりませんし、効率的に勉強する必要がありますが、独学で合格することも十分可能です。

通関士試験に独学で合格するためのコツ5つ

一年に1度の通関士試験。会社や学校に行きながら独学で資格取得したい人も多いはず。ここでは通関士試験に独学で合格するためのコツをご紹介します。

1.満点を狙わない
3科目5項目いずれも60%以上の得点で合格となる通関士。最初から完璧さを求めるあまり全ての科目で100%の得点を目指す必要はなし。問題を解いていくと、答えがわからない、正解を見てもピンとこない、意味が分からないなどの問題にあたることがあります。そのような問題を理解しようと意地になってかかずらっているのは時間の無駄。たった1問のために苦戦するより、他の基礎的な問題をクリアしていく方が建設的です。

2.最初に関税法だけはクリアする
通関士の資格試験の勉強は関税法を基本として出題される問題もあります。ひとまず関税法を頭に入れて他の問題に取り掛かりましょう。問題を解く過程で関税法を勉強するより効率的です。

3.スケジュールを立てる
通関士の試験は1年に一度。試験日までの日数を逆算し、ざっとテキストに目を通したら、どの項目までを何か月までクリアするか計画を立てましょう。目標を短い周期でクリアすることでモチベーションを保つことに繋がります。

4.テキストは複数を組み合わせて勉強する
1冊のテキストで通関士試験合格を狙うのは難しいでしょう。通関士の試験問題の予想傾向はテキストによってさまざま。できるだけ2~3冊のテキストでまんべんなく勉強したいものです。さらにテキストは問題集がセットになっているものを選びましょう。そのテキストの内容を効率よく覚えることができます。

5.過去問題集をうまく利用する
テキストで基本的な知識がしっかり頭に入ったら過去問題を取り入れましょう。その時点で得点が60%を下回れば、発展問題にも着手する必要があります。逆にしっかり理解できていて60%以上得点できていれば、後は過去問の反復学習をすればよいことになります。